2024年(令和6年)事業報告

令和6年度 事業報告書

自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日
一般社団法人 あんだんて


1.事業の目的

一般社団法人あんだんては、障がい者の社会参加や就労支援を通じて地域生活を支援し、障がい者福祉の向上に寄与することを目的とする。
また、核家族化・共働き世帯・ひとり親世帯の増加により、「孤食」や簡易な食事に頼る子どもが増加している現状をふまえ、「らふみーる(笑顔&食)こども&みんなの食堂」を中心に、地域の誰もが安心して集える食の場づくりを行った。
さらに、地域コミュニティのシニア層にも活躍の機会を提供し、世代を超えた交流を促すことで、地域全体の笑顔と活力を生み出すことを目的とした。
そのため、「きららかサロン」「らふみーるこども&みんなの食」「しらかわ大信こども食堂」において、誰もが気軽に立ち寄り、文化体験や食育活動を通して心を豊かにできる“第3の居場所”づくりを進めた。


2.実施した事業の内容

(1)地域コミュニティ活性化事業

① 健康地域交流体験教室

  • 実施場所:福島県白河市高山西162番地36

  • 期間:令和6年4月1日~令和7年3月31日

  • 対象:地域住民(高齢者から若者まで)

  • 内容:折り紙、つまみ細工、塗り絵、パーソナルカラー診断、デコパージュ、カラオケ体験教室などの文化活動を実施。

  • 講師:芳賀絹子氏、高坂実恵氏、藤井祐二氏、宝寿小野崎栄行氏、山本光子氏、生田目恵理子氏 ほか

  • 年間参加者数:1,366名

② 子どもの第三の居場所づくり事業

  • 目的:児童クラブの定員制限や特性により利用できない児童の居場所を提供。

  • 実施場所:福島県白河市高山西162番地36

  • 開所日時:週4日(平日15:00~18:00)・土曜日(9:00~12:00)

  • 内容:誕生会、料理体験、学習支援、地域交流活動等を実施し、地域の大人との関わりを重視。

③ 子育て相談会の開催

  • 目的:子育て中の孤立防止・ひきこもり予防を目的に、専門スタッフによる相談支援を実施。

  • 実施場所:福島県白河市高山西162番地36

  • 年間相談件数:898件(延べ680人)

④ 子育て食育体験セミナー

  • 目的:栄養学的観点からの食育を推進し、親世代・シニア層の食意識向上を図る。

  • 開催日:令和6年5月26日、11月16日、令和7年1月16日

  • 参加者数:合計180名


(2)こども食堂事業

① 「らふみーる(笑顔&食)こども&みんなの食堂」

  • 開催場所:福島県白河市高山西162番地34

  • 開催日:毎月第2・第4日曜日(11:00~14:00)

  • 目的:孤食防止と食育推進。みんなで食卓を囲み、食の楽しさを共有することで地域のつながりを育む。

  • 参加者数:大人505人・子ども2,333人(合計2,838人)

② 新規こども食堂開設支援活動

  • 対象団体:「しらかわ大信こども食堂」

  • 設置場所:白河市大信増見・「大信のごはん屋さん」内

  • 開催日:毎月第3金曜日

  • 対象者:白河市大信地区の子どもと保護者、地域住民

  • 内容:運営支援・調理支援・広報協力を実施。


(3)就労支援事業(A型事業)

  • 目的:障がい者の就労機会の確保と地域内雇用の創出。

  • 実施内容:近隣飲食店への食品卸・弁当製造などの軽作業支援を実施。

  • 設置場所:白河市高山西162番地34

  • 利用者数:5名

  • 稼働日:月曜日を除く毎日


(4)助成金等(令和6年度 受入実績)

助成元・団体名 助成金額(円) 事業名・用途
一般社団法人 全国食支援活動協力会 420,000 ひとり親家庭等の子ども支援
一般社団法人 北九州コミュニティシンクタンク北九州 2,987,000 ひとり親家庭等の子ども支援
独立行政法人 福祉医療機構 3,000,000 子供の未来応援国民運動推進事業
一般社団法人 全国食支援活動協力会 470,000 子ども食支援事業
白河市 240,000 こども食堂応援補助金
一般財団法人 ふくしま未来研究会 165,000 広告協賛金助成
公益財団法人 みずほ教育福祉財団 200,000 ボランティア活動資金助成
社会福祉法人 中央共同募金会 50,000 こども食堂フルーツ支援
みやぎ生協・コープふくしま 150,000 福祉活動助成金
福島県牛乳復旧協会 10,000 牛乳・乳製品無償提供

3.成果・考察

本年度は、子どもから高齢者まで延べ5,000人を超える地域住民の参加を得て、
「食と交流」を軸とした地域コミュニティの形成に一定の成果を上げた。
特に「らふみーるこども食堂」は継続的な利用者が増え、子どもの笑顔や家庭外での安心の場が広がった。
また、就労支援事業を通じて、障がい者の社会参加意欲が高まり、地域の理解も進展した。


4.課題と今後の展望

今後は以下の課題に取り組む必要がある。

  1. ボランティアスタッフ確保と育成の仕組みづくり

  2. 食堂運営費・物資提供の安定化

  3. 放課後の子ども支援と家庭連携の強化

  4. 地域内の多世代協働体制の構築

これらを踏まえ、令和7年度は「地域まるごと共生拠点」としての機能をさらに高め、
誰もが笑顔で安心して過ごせる居場所づくりを推進していく。


一般社団法人 あんだんて
〒961-0855 福島県白河市高山西162番地34
代表理事 山本光子